ボーボゥ / bobo

化学繊維を用いた、毛むくじゃらの生き物のような作品。人が近づくとセンサーが反応し、猫の毛が逆立つように、繊維がブワッと立ち上がります。人工的な素材を用いながら、生き物の持つ躍動感を表現しています。

使用素材:導電アクリル短繊維「コアブリッドⓇB」(三菱レイヨン株式会社)

「コアブリッドⓇB」は、三菱レイヨンのアクリル繊維「ボンネル」の保有技術の一つである、芯鞘複合紡糸技術から生まれた導電・光発熱繊維です。コロナ放電による除電、帯電防止機能と、太陽光を吸収し熱に変える機能の両方を持ち、暖かい衣料やブラシや不織布による工業資材用途などに使われています。また、ブラシ用の毛材は、直径0.03mmと従来の毛材に比べて非常に細く柔らかいことも特徴で、ブラッシングによる静電気を防止する、キズをつけにくい、細かい隙間に入り汚れを落とす、というブラシとして快適な性能を持たせることが可能となり、用途を広げています。

2011年 7月
KAITEKIのかたち アートと技術の化学反応」(青山スパイラル、東京)

作品寸法:
D1500 x W1500 x H650(mm)
素材:
導電アクリル短繊維「コアブリッドⓇB」、木材、シロッコファン、その他
制御:
制御装置 MacBook Pro MAX/MSP

KAITEKIのかたち アートと技術の化学反応
主催:
株式会社地球快適化インスティテュート
共催:
株式会社三菱ケミカルホールディングス
プロデューサー:
赤池学(ユニバーサルデザイン総合研究所所長)
プロデュース:
株式会社インスパイア
会場構成:
谷尻誠(SUPPOSE DESIGN OFFICE)
企画制作:
スパイラル/株式会社ワコールアートセンター